グループホームで勤務してみたいと思っているのであれば、資格をいくつか取得しておくといいでしょう。必須ではありませんが、資格があることでグループホーム未経験でも採用される確率が高まります。まずは介護職員初任者研修です。受験資格はないので、誰でも取得を目指せます。10カリキュラム・130時間のプログラムを修了して、筆記試験で合格すれば取得は可能です。基本的な内容なので、きちんと勉強すれば資格取得できる可能性は高いです。
初任者研修よりも難易度の高いのが、介護福祉士実務者研修です。20カリキュラム・450時間のプログラムを修了しなければならないので、内容も厚くなります。ただし、初任者研修を取得していれば、450時間の中の130時間分のプログラム受講が免除されます。こちらも受験資格はありません。初任者研修から実務者研修にチャレンジする介護士も少なくありません。
また、介護福祉士の資格を取得すれば、グループホーム就職にあたって有力な武器になりえます。国家資格ですから、介護に関して高い専門性を持っていることが客観的に立証できるからです。大体7割程度が合格しているので、きちんと受験対策をすれば合格できる可能性は高いでしょう。グループホームには認知症の入居者が生活しているため、認知症に関する知識やスキルを身につけておきましょう。認知症の入居者と意思疎通をするためには、密にコミュニケーションをとってお互い理解しあうことが重要です。